シャンパーニュ地方には昔から≪2のつく年≫は良年というジンクスがありますが、2012年も正にその言い伝え通り、特別な年となりました。様々な天候の偶然性が重なり、シャンパーニュ地方のブドウ畑は8月に力強いポテンシャルを持ったブドウへと成長し、華やかさと繊細さを兼ね備えたワインを醸造することが出来ました。

キュヴェ・アルファ・ミレジメ2012年のブレンド比率はシャルドネ52%、ピノ・ノワール48%、そのブレンドに用いられたワインはグラン・クリュに格付けされた6村、すなわちコート・デ・ブラン地区のアヴィーズ、クラマン、オジェのシャルドネと、モンターニュ・ド・ランス地区のアイ、ヴェルズネ、ヴェルジイのピノ・ノワール産。完璧な調和を考えて厳選されたクリュだけが用いられています。

この夢のようなアッサンブラージュと10年にも及ぶ長い熟成が 花々や柑橘類のコンフィ、そしてプラリネのニュアンスを持つ複雑なアロマを醸し出しています。さらにアルファ・ブラン・2012年はエキゾチックなフルーツ、マジパンといった味わいが大変バランスよく感じられ、舌に心地よい酸味の後味が印象に残ります。

「2012年のヴィンテージのアルファは 成熟と安らぎという表現がピッタリです。時間によって育まれた調和:味わいを引き出すために10年の歳月をかけたカーヴ内での熟成が 今日これだけの長い余韻をもたらしているのです。」-シャンパーニュ・ジャカール社醸造責任者ジョエル・ウェイスの言葉より。

当然のことながら 繊細で熟成の頂点を迎えたこのシャンパーニュは 大切なセレモニーに華を添えてくれることでしょう。そしてまたトリュフやホタテといった高級食材を用いた料理をさらに引き立ててくれるに違いありません。趣向を変えて 子牛のタンドーリ風といったお料理にもマリアージュさせてみてはいかがでしょうか。

アルファ・ブラン・2012年は 既にテイスティングした愛好家の間で好評を博しており、デカンター・ワールド・ワインアワードでは92/100の高評価を得ています。

「ピノ・ノワールの力強さ、シャルドネのフレッシュさが時を経ることで洗練され、カーヴの至宝へと磨き上げられた」-レクスプレス紙より抜粋